ぐうばんわ!
兎夢猫です。11月に入りました。
2019年も終わりが見えてきましたね。
青々と茂っていた緑の葉も赤く色づいてきました。
今回は、2か月としばらく間が空きましたが過去の思い出を振り返りましょう。
久しぶりの黄昏の夢・・・・・・スタートです。
重力とは―――?
地球上で物体が地面に近寄っていく現象や、それを引き起こすとされる「力」を呼ぶための呼称。
人々が日々、物を持った時に感じているいわゆる「重さ」を作り出す原因のこと。
物体が他の物体に引きよせられる現象の呼称。およびその「力」に対する呼称。
超真面目な話じゃないですか!?
いやぁたまにはねー。
このところずっと会話形式だったし、
初心に戻して解説もちゃんとしながら進める形式をね、忘れずに行こうかと。
コホン。
物体が地面に落ちる。
人類は有史以来、この現象が何かを考え、理論づけていたのね。
重力や重さに関する議論は、古代ギリシア初期の段階から行われていた形跡があるらしく。
哲学者のアリストテレスは「元素論」をメインに唱えていて地上には 火 水 風 土 の4元素があり
天界にはエーテルが溢れていて五つ目の元素はそこにあると考えていた。
重さ、軽さもそれに紐づけられていて、「物体」には「元の位置に戻る」という力が働くとされていたの。
リスや鳥、それらの生物に帰巣本能があるように、
物体には「本来の位置」が定まっている、と考えられていた。
えーっとそれと4元素がどう絡むの・・・・・・?
別の話のように思えるんだけど・・・・・・。
4元素って大きく分けて二つの性質に分けられると思わない?
そうね、土と水は目に見えて触れるけど、
火と風は触れない、みたいな感じ?
それにさっきの「元の位置」理論を加えるとどうなるかな?
う、うーん、イメージで言うなら・・・
土と水は・・・・・・まぁうーん、位置といえばまぁ地面?
火と風は・・・・・・掴みようもないし、空中・・・・・・?
みたいな感じなんじゃないの?
彼らもそう考えたのよね。
なんらかの力が働いて一時その場を離れても、戻る場所は「本来の位置」
つまり「大地」であり「天」である。
それが「重さ」と「軽さ」に影響を与えている。
私の言った「空中」は「天」という扱いなのね。
火と風はエネルギーとして考えられ、天へと帰る。
土と水は物質として地へと落ちる。
故に、土と水には明確な重さがあり
火と風・・・・・・まぁ空気ね。は軽く、目に捉えにくい。
ということね。
つまり…万物にはこの4つの元素が内包されていて、
たとえば小石はその本来の位置を「地」に持っている、「土元素」多めの物質。
焔はその本来の位置を「天」に持っている「火元素」多めの物質とする。
その小石を空中に投げれば、小石は本来の位置から離されることになり、
小石は一旦は抵抗を示しながら上に上がるが、結局はできるだけ速やかに、
その本来の位置である「地」に戻ってこようとする。
焔は発生点からどこへ向けてもその先端は天を仰ぎ、そこから発生する煙も上へと昇る。
その本来の位置は「天」であるからだ。
この考えが中世まで続いたんだ。
なるほどねぇ、面白い!
とむさん・・・・・・唐突になぜこんな話を始めたの・・・・・・?
先日、博多まで出向いたんだよ。
そこでこんなものを見てきたんだ。
福岡での「世界を変えた書物」展もいよいよ本日29日(日)が最終日です。JR九州ホール(JR博多シティ9F)、19時まで(入場18時半)無料にて開催中ですので、お出かけのついでにお立ち寄りください。https://t.co/QdhKSx4clG
— [世界を変えた書物]展 (@shomotu_News) September 29, 2019
これはまた壮大な・・・・・・。
私も大概な本好きだけど、もうこの展示会を作り上げている金沢工業大学はすさまじかった!
世界中の稀少な本を蒐集し、そしてそれがどのように時代の寵児達に影響を与え、積み重ねられてきたか?
という研究のもと、この展示会を催しているという代物でねー!
先のアリストテレスをはじめ、デカルトやガリレオ、ニュートン、エジソン、アインシュタインに至るまで! 世に名を残してきた偉大な先人達が残した書物たち。以下に転載するけれど・・・
語源学
アウグスブルグ.1472年.初版
イシドール・ヒスパレンシス(570―636頃)
科学及び技術用語を含む術語を解説した、一種の百科全書。イシドールは6世紀の人で、 この書物を書くことによって、失われていく古代の科学技術知識を保存し中世に伝える役目を果たした。 数学、天文学、解剖学、地学、鉱物学、工学、建築学、農学、気象学などの古代科学技術の貴重な概説を含んでいる。
アルマゲスト
ヴェネツィア. 1496年.初版.
レギオモンタヌス(1436-1476)
プトレマイオス(90-168頃活動)
プトレマイオスはエジプト、アレクサンドリアの天文学者・地理学者。彼が確立した天動説は、コペルニクスが地動説を発表するまで1300年もの間信じられてきた。ドイツの天文学者レギオモンタヌスは熱烈な信奉者で、プトレマイオスの著作『アルマゲスト』を要約してラテン語に約し注釈を加えて出版した。
天球の回転について
ニューンベルク. 1543年.初版.
ニコラス・コペルニクス(1473-1543)
「地動説」という太陽系モデルを確立した科学技術上最大の書物。プトレマイオス「天動説」が実際の観測結果と合わなくなり、コペルニクスは古代ギリシアのアリスタルコスの唱えた太陽中心説に着目したのである。この後ケプラーが惑星の楕円軌道を、ニュートンが引力の法則を発見して、その正しさが証明された。
自然哲学の数学的原理(プリンキピア)
ロンドン.1687年.初版
アイザック・ニュートン(1642-1727)
ニュートンは、本書で新しい宇宙観、宇宙の新しい「パラダイム」を作り上げた。 地動説の力学証明である。第一巻では有名なニュートンの三法則、 慣性の法則、運動の法則、作用・反作用の法則を提示。 第二巻では流体力学を論じ、第三巻はニュートン最大の業績である万有引力論が発表されている。
とまぁ、こんな感じで・・・・・・。
彼らがそれぞれがそれぞれの知識で独自にその「発見」に至ったのではなく。
それぞれがその時代に残した知識の象徴である本を通して勉学に励み、その連鎖の果てに新しい「発見」へと至った・・・・・・と。
この流れや蓄積を描いた展示がそれはもう・・・・・・。
あれが無料で見れるとは・・・ホント信じられない。
いつにも増してものすごい熱のこもった弁論・・・・・・。
まぁ、先の重力に関わる偉大な発見者アイザック・ニュートンの本も紹介されてたんだけど・・・・・・
その中にだね・・・・・・。
この書物の著者・・・・・・。
そしてこちらの管理人の友人であるすまさんのサイト
「すまハウス」のマスコット
そして愛称ヒゲでいいのか!!
いいのかヒゲ!
やっぱりねえ、分かってるじゃないですか、
金沢工業大学さん。
まったく偉人オファーが来ない影の薄いマイナー偉人であると卑下してましたがヒゲだけに!!
分かってくれる人は分かってくれてるんですよね~!
はっはっは。
そして卑下した!!ヒゲだけに!!!
しかもほら!
彼はグライダーの飛行性能を高めるために、コウノトリの飛翔、滑空を詳細に研究し、流体力学的な解析を行って、 それらの結果をグライダーの設計に応用したが、本書にその研究成果を体系的に纏めて公表した。
これは、ツバサの揚力理論を含む科学的な飛行理論が述べられた最初の書物であった。動力飛行を実現したライト兄弟もリリエンタールに、またこの書物に大きな影響を受けた事を述べている。
(金沢工業大学 竺覚暁)
ふふふははははははー!
折角はるばる出張してきたのです!
役割が!
あるのでしょう!?
さっきの出オチであなたの出番は終わりですよ?
ほら、私はその程度の存在。
ふふふ、ほら。
星が瞬いている・・・・・・。
ごめんね、ウチの考え無しが!この人自由人だから!
(ドュクシ!)
いらっしゃーい。
ウチのヒゲが迷惑かけてない?
ごめんねー、コイツ普段目立てないからさー卑屈でしょー?
忙しいのがいけないんだ!
だから私はわるくない!!
私の出番ホントにアレだけなんですか!?
オマエ、あれだぞ!
そもそもこんな優良物件にお邪魔できただけ幸運だと思えよ?
やたら重力の話が多かったけど・・・。
気になってたんですよぉ!
『黄昏の双子』の秘密。更新!https://t.co/ci3gvS1efU
— 明日は晴れる! (@HareruAsuha) July 21, 2019
ちょっと間が空いたけど更新!https://t.co/LHzT69aCs0
— 明日は晴れる! (@HareruAsuha) August 6, 2019
その実はね。
次回こそ・・・重力語について語られます。
っていうか、ほぼ皆さん知ってるんじゃないですかねぇ?
お楽しみに!